“そいる”は発育や発達の気になるお子さんや障がいのあるお子さんとそのご家族へのサポートをするために作業療法士と
保育士が兵庫県三木市で立ち上げた団体です。
“そいる”には「土、土壌」などの意味があります。
“花よりも花を咲かせる土となれ”の理念から、私たちが良質な “土”となって、子どもたちの成長を豊かに育む支えとなること、
お子さんとそのご家族が共に安心して過ごせるような場所になり、素敵な笑顔や花が咲きますようにという願いがこめられています。
【代表あいさつ】
＜経歴＞
1999年 三木市立自由が丘小学校 卒業
2002年 三木市立自由が丘中学校 卒業
2005年 兵庫県立三木高等学校 卒業
2009年 秋田大学医学部保健学科作業療法学専攻 卒業
2009年 社会福祉法人堺市社会福祉事業団入職
★児童発達支援センターで就学前のお子さんの療育と主に0歳から小学生までの
外来リハビリテーション、保育所等訪問支援事業に従事。
2012年 大阪府立大学総合リハビリテーション学研究科博士
前期課程 入学
★お子さんへの支援を深めたいと考え、
児童発達支援センターに勤めながら通い、お箸の使い方について研究する。
2015年 大阪府立大学総合リハビリテーション学研究科博士 前期課程 修了
2017年 三木市に帰郷し、株式会社セラピットに入職。
★訪問看護ステーション、重症心身障害のあるお子さんの児童発達支援・放課後等デイサービスに勤務。
2018年 任意団体そいる設立
★三木市で気軽に発達の相談ができる場を増やすため、あそびの広場を始める。
2019年 NPO法人そいる設立
現在 NPO法人そいる代表理事
児童発達支援・放課後等デイサービス るーと 管理者
“三木市の子どもたちはどんな支援を受けて、どんな生活をしているんだろう”
堺市の児童発達支援センターで勤務をしながら、
そんなことをよく考えていました。
私は小学生の時に介護福祉士を目指しており、福祉について関心はありましたが、
支援学級や支援学校に通っている子どもたちと関わりがあったわけではありませんでした。
そのこともあり、三木市の子どもたちがどのような支援を受け、どのような生活を送っているのか、
イメージがわきませんでした。
そして、その頃から漠然と“将来は三木市に住む子ども達のための支援ができれば”と
考えるようになりました。
三木市に帰ってきて、お子さんの支援に携わる方とお話をする中で、“自分にもできることがあるかもしれない”と強く感じるようになりました。
大学時代には、生活を豊かにするための作業療法に出会いました。
その後、児童発達支援センターでたくさんのお子さんやご家族と関わらせていただきました。
より良い支援ができるようにとお子さんへの支援技術や知識についても勉強を重ねました。
一方で、子どもたちの日々の生活がいわゆる「訓練・練習」で満たされていくことに
疑問を感じるようになりました。
お母さんが「家事や育児や療育など、しなければいけないこと」に追われていることに悩みました。
どうすれば子どもたちもご家族もみんなが幸せになれるのかと考えていました。
もちろんそれを私一人でどうこうしようということはおこがましいことです。
ただ、作業療法という、「生活全体を捉え、生活を豊かにするためのリハビリテーション」が
生活の幅を狭めている現実もあるかもしれないと感じました。
それぞれのお子さんやご家族に合った支援の形や生活の形があると思います。
それは、苦手なことを伸ばすことかもしれません。
それは、得意なことを人生の糧にできるようにしていくことかもしれません。
私たちが答えを持っているわけではありませんが、一緒に考えていきたいと思っています。
そのための安心できる土壌（＝そいる）となり、
子どもたちが豊かな生活を過ごしていくための根っこ（＝るーと）を育める場であり、
それぞれの道（＝るーと）を共創していく場でありたいと思っています。
まだまだ私たちにも成長が必要だと思っています。
この地域が、子どもたちとご家族が安心してそれぞれの生活を豊かにしていきやすい場所になれるように、
地域の皆さまと一緒に取り組んでいきたいと思います。
【沿 革】
2018年 5月 任意団体そいる 設立
2018年 8月 あそびの広場 開始
2019年 4月 NPO法人そいる 設立
2019年 10月 児童発達支援・放課後等デイサービス るーと 開設
※そいるでは、地域との繋がりも大切と考えており、以下のイベントにも参加させていただきました。
2019年 3月 This is Miki主催 バッタくんコンサート
2019年 7月 みっきぃ夏祭りにバリアフリー屋台をテーマに出店
2019年 9月 This is Miki主催 バッタくんコンサート
※今後もご縁を大切にしながら私たちにできることを考え、地域とつながっていきたいと思っています。